日本アートについて

めっきについて

　皆さんは”鍍金(めっき)”と聞いて何を思い浮かべますか？おそらく塗装を思い浮かべる方が大半ではないでしょうか。

　確かに塗装も表面処理の一種ですしキズやムラを覆い隠せますが、常に擦れる摺動部品や常に熱がかかる場所で使われる部品に対しては有機皮膜の塗装でカバーすることは実質不可能になります。

　めっきとは、金属製品の表面に対して電気と化学の力を用いて0.01ミリ程度の超極薄な金属皮膜のコーティングをすることです。この金属皮膜はクロムやニッケルあるいは亜鉛といった特定の単一金属が金属結合によって母材の金属に密着するため、塗装と違って剥げず、めくれず、摩耗しづらく、燃えることはありません。

　当社では、高機能製品を世に送り出す最終工程としてめっきの持つ力を最大限引き出して『機能性』・『装飾性』・『耐久性』の3拍子揃った美しいめっきの処理を続けていきます。

　もちろん、大量生産品を多数抱える大手企業様だけではなく、思い入れのあるワンオフ物を持ち込まれる個人のお客様や、小ロット多品種の部品を抱える中小零細企業の皆様へのフォローもしっかり行います。ちなみに余談ではありますが、当社の社名は芸術を意味する英語のARTです。これは創業当時、『まるで芸術品のように美しいめっきをする』と何度も言われた事が由来でついた名前です。

　広島県東部でモノづくりに携わられている皆様、『機能性』・『装飾性』・『耐久性』の3拍子揃った美しい物を共に作り続けていきましょう。