SurTec 650 について

サーテック650
SurTec650

SurTec 650 処理は、アルミニウムに特化した6価クロムを使用しない3価クロム由来の化成皮膜処理です。化学反応により結晶性被膜を生成してアルミニウムに防錆効果の高い被膜を析出させる技術で精密部品や自動車部品の耐食性を向上させる目的で主に使用されています。(裸耐食性を向上させる目的)

アロジン処理などの6価クロム系化成皮膜と同等の耐食性を有しています。


耐食性について(塩水噴霧)

SurTec 650 塩水噴霧試験評価結果

素材168時間後500時間後
ADC12白錆無白錆発生(面積率:1.0%未満)
AC4A白錆無白錆無
A5052白錆無白錆無
A6063白錆無白錆無
A1050白錆無白錆発生(面積率:1.0%未満)
サーテック650
SurTec650
Warning

ADC12やAC4Cなど、鋳物系アルミニウム材は表面に偏析や凹欠陥などがある場合はその部分が著しく耐食性が低下する場合があることに注意してください。